ときときばなし その3:真鍮って何?

 2017-06-27
当社直営ネットショップcrafz.net shopの商品仕様/主な素材の欄に
よく出てくる「真鍮」の文字。
「真鍮(しんちゅう)」ってなんでしょう?

真鍮は黄銅とも言われ、銅と亜鉛の合金です。
身近なものでは五円硬貨が真鍮でできています。

5yen_brass.jpg
*五円硬貨と真鍮板

程々の柔軟性があり、かなづちで叩いたり伸ばしたりしても
ヒビが入ったり割れたりしないことや
切ったり削ることが容易で細かい加工がしやすい金属として
当社の手造り腕時計に多く使われています。

005-20536-2.jpg
*様々な加工を施した作品/ni:ta16-11-02

サビに強く、磨くと金のような光沢が出たり、黒く染めてアンティーク感を出したり、
叩いて槌目を出したり、いろんな表情が出せる名優です。
そして、その名優を演出するのは時計作家です。
平らな真鍮板を切る、曲げる、叩く、削る、焼くなど
いろんな加工をして手作り腕時計に仕上がります。
ぜひ、あなたのステージに立たせてやってください。
演じるほど味が出てくるのも名優さながらです。

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ときときばなし その2:時計の大敵! 磁気について

 2017-03-16
時計を販売していますので当たり前ですが
お客さまから時計が止まった、遅れるという修理依頼を受けます。
当社の手作り腕時計はほとんどがクォーツタイプで電池式です。
電池が消耗すれば時計は動かなくなります。
また、長くご愛用くださっているうちに内部機械のムーブメントも消耗してきます。
これらは電池やムーブメントを交換することで再び動作するようになります。
交換すればいつまでもお気に入りの時計として
ご愛用いただけることが手造り腕時計の良さでもあります。

電池を交換しても遅れたり止まるという修理のご依頼もあります。
その中で最近、特に多いのが磁気を帯びていることが原因のものです。

子供の頃、テレビの近くに時計を置いていて親に怒られたことを思い出します。
理由はテレビは強い磁気を発生するものでその影響で遅れたり止まるからです。
※その頃はブラウン管のテレビでした・・・(^_^;)

デジタルを除く、時計全般に言えることですが時計に磁気は大敵です。
私たちが生活する環境や身の回りで磁気を発生するものはたくさんあります。
身の回りで代表的な製品はスマートフォンや携帯電話、
スピーカー(テレビ・ラジオ等のスピーカー部も含む)、バッグの留め金、
家具や家電品のドアマグネット、iPod等携帯オーディオ機器、
磁気ネックレスや枕など磁石を使った健康商品、電気カミソリ、IH調理器、
ACアダプター、メモ貼付け用マグネットなどなど。

ほとんど普段の生活で使うものばかりですよね。
これを見るとどこにいても磁気の影響を受けるのではないかと思いますが
通常は時計から5〜10cm離れていればほとんど影響はありません。
もし、近づけて磁気の影響を受けて遅れても故障ではありません。
磁気から遠ざければ、時計は正常に動きます。
この場合、時刻を修正してからお使いください。

watch_phone.jpg
*これくらい離すとほとんど磁気の影響は受けません。

ただ、長時間、磁気に近づけていた場合、時計が磁気帯びして故障することがあります。
例えば、スマートフォン、iPodやマグネット付き財布が入っているバッグの中に時計を入れていた場合。
PC・テレビ・ラジオなど磁気を発生するものの近くに置いておくなどすると
磁気を帯びる可能性が高いです。
時計を外した際の置き場所には十分注意してください。

bag-in0.jpg
*バッグの中は危険がいっぱい!?

磁気帯びした時計は磁気を発生するものから離しても遅れたり止まったりします。
この場合は磁気を帯びた時計から磁気を抜く修理が必要です。
当社には磁気を抜く機械(消磁器)がありますのでそれを使います。
予めすべてのものに消磁器を使っておけば良いように思うのですが
磁気帯びしていないものにこれを使うと逆に帯磁してしまうので厄介です。

もし、ご愛用の手造り腕時計が磁気を帯びているような状態の時は
当社へ修理をご依頼ください。
磁気抜きはサービスで行っています。
ただ、状態によってはムーブメント等を交換しなければならない場合もあります。
その際には交換修理代金がかかります。予めご了承ください。

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ときときばなし その1:JHA関西のはじまり

 2017-02-21
●JHA関西のはじまり・・・〜篠原康治氏との出会い〜

当時アパレル関連の会社を辞め、雑貨店の立ち上げに関わっていた秋友は
他にない面白い商材はないかと奔走していました。
そんな折も折、ある人から代官山のギャラリーに面白いものがあるよと紹介を受け、
見に行くことにしました。
そこで「コレだ!!」と見つけたものこそが、
篠原康治氏が造った手造り腕時計だったのです。

そして、手造り腕時計を主力商品としてオープンした
京都・北山にある「BAWARS(バワーズ)」は
流行に敏感な人や観光客で賑わい、手造り腕時計も爆発的に売れました。
秋友は篠原氏にもっと作って供給して欲しいと頼みましたが
手作業で造っているものですから思うような数が見込めません。
すると、篠原氏が「作り方を教えてあげるから君も作りなよ」と秋友に言ったのです。
幼い頃からものづくりが好きだった秋友はすぐに技法を覚え、
大阪「BIG STEP」等で自ら造り上げた時計の販売を始めます。
これをきっかけにバイヤーから時計作家へ転身することになったのです。
その後、秋友は篠原氏の協力の下、
関西を中心に腕時計作家の発掘、育成、支援する目的でJHA関西を設立します。

先日、秋友が東京・吉祥寺にあるJHA(東京)へ篠原氏を訪ねた時のことです。
これまで東西のJHAは協調し合いながらもそれぞれ独自路線を切り開いてきましたが
そろそろ融合していくのもいいよねと話し合ったようです。

秋友清孝と篠原師匠
秋友清孝と篠原師匠

JHA、そしてJHA関西を通じ、多くの時計作家がデビューしています。
作家たちは30数年来、研鑽し続けた技術を駆使して、様々な素材、技法で
数多くの手造り腕時計を造っています。
新たな作品がJHA関西直営店CRAFZ osakaへ集まってくる中、
2017年よりKs(篠原康治)の作品もJHA関西で取り扱うことになりました。
手造り腕時計の創始者である篠原氏の想像豊かで斬新な作品が店内にあるだけで
ピリッと引き締まったように思います。

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