ときときばなし その1:JHA関西のはじまり
2017-02-21
●JHA関西のはじまり・・・〜篠原康治氏との出会い〜当時アパレル関連の会社を辞め、雑貨店の立ち上げに関わっていた秋友は
他にない面白い商材はないかと奔走していました。
そんな折も折、ある人から代官山のギャラリーに面白いものがあるよと紹介を受け、
見に行くことにしました。
そこで「コレだ!!」と見つけたものこそが、
篠原康治氏が造った手造り腕時計だったのです。
そして、手造り腕時計を主力商品としてオープンした
京都・北山にある「BAWARS(バワーズ)」は
流行に敏感な人や観光客で賑わい、手造り腕時計も爆発的に売れました。
秋友は篠原氏にもっと作って供給して欲しいと頼みましたが
手作業で造っているものですから思うような数が見込めません。
すると、篠原氏が「作り方を教えてあげるから君も作りなよ」と秋友に言ったのです。
幼い頃からものづくりが好きだった秋友はすぐに技法を覚え、
大阪「BIG STEP」等で自ら造り上げた時計の販売を始めます。
これをきっかけにバイヤーから時計作家へ転身することになったのです。
その後、秋友は篠原氏の協力の下、
関西を中心に腕時計作家の発掘、育成、支援する目的でJHA関西を設立します。
先日、秋友が東京・吉祥寺にあるJHA(東京)へ篠原氏を訪ねた時のことです。
これまで東西のJHAは協調し合いながらもそれぞれ独自路線を切り開いてきましたが
そろそろ融合していくのもいいよねと話し合ったようです。

秋友清孝と篠原師匠
JHA、そしてJHA関西を通じ、多くの時計作家がデビューしています。
作家たちは30数年来、研鑽し続けた技術を駆使して、様々な素材、技法で
数多くの手造り腕時計を造っています。
新たな作品がJHA関西直営店CRAFZ osakaへ集まってくる中、
2017年よりKs(篠原康治)の作品もJHA関西で取り扱うことになりました。
手造り腕時計の創始者である篠原氏の想像豊かで斬新な作品が店内にあるだけで
ピリッと引き締まったように思います。
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